手紙 |
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強盗殺人の罪で服役中の兄、剛志。 弟、直貴のもとには、獄中から月に一度、手紙が届く・・・ しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる。 人の絆とは何か、いつかは罪は償えるのだろうか。 犯罪加害者の家族を真正面から描き、感動を呼んだ不朽の名作。 何と言うか、色々考えさせられる話でした。 もちろん罪を犯す、まして殺人となると、絶対やってはいけない事だとは思います。 でもこれは、社会が国がさせてしまっている、とも思うんですよね。 ただ嫌いだって人を殺めてしまうのとは違い、進学費用を・・・って言うところがまた・・・ 弟も複雑だとは思いますよ。 でもなんだかなぁ・・・ 世間もまた、実際に本人は犯罪を犯してないし、兄がってだけで人を追いやるのもどうかと思うんですが、いざ自分の身近にいたら友達になれるかは疑問なところはありますね。 まぁ私、友達になっちゃいそうですけど。 家族に問題があって犯罪を犯すなら分からないけど、大切に思ってる人がいるなら、周りの事も考えるべきですね。 人を憎んで犯罪を犯すなら、相手の家族とか考えられないだろうけど、自分の事なら考えられるでしょう。 一番の抑制は、自分が誰かを大切に思い、思われる事なんじゃないかと思います。 人を殺めるのは犯罪だ、殺された人や家族の事も考えろ。 通じますかね? 通じないと思いますよ。 でも、あなたの大事に思っている子供や両親、恋人でもいいし妻や夫。 この人達が、あなたが罪を犯したせいで、この先一生辛い思いをするんだ。 と言われれば、罪を犯す気にはなれないと思う。 加害者側を描いた作品、すごくいいと思います。 |