クリムゾンの迷宮 |
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藤木芳彦は、この世のものとは思えない異様な光景のなかで目覚めた。 視界一面を、深紅色に濡れ光る奇岩の連なりが覆っている。 ここはどこなんだ? 傍らに置かれた携帯用ゲーム機が、メッセージを映し出す。 「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された・・・」 それは、血で血を洗う凄惨なゼロサムゲームの始まりだった。 サバイバルゲームという感じで引き込まれて、読みやすかったです。 描写がリアルで、気持ち悪かったり、怖かったりと思うこともしばしばありますが、これが貴志祐介の魅力でしょうね。 今までゲームとはほぼ無縁なので、この本で初めてゲームブックという物を知ったのですが、面白いですね。 まぁちょっと違う使い方でしょうが・・・ 小説の中での話では、もう売ってない事になってるんですが、まだあったら読んでみたいですね。 |