15歳 いのちの日記 |
15歳・いのちの日記 (集英社文庫―コバルトシリーズ 62A) 中古価格 |
「生まれてこのかた、正式な日記をつけたことがない。今日より日記をつけることにする。」 ある日突然、現代医学では治療不能と言われる白血病と告げられた。 14歳の少年・飯田公靖くんの死に直面した闘病日記が始まった。 そこには苦しい闘病生活の中にも、天真爛漫で、あまりに明るく、あまりに優しく、両親の愛に応えようとする、澄んだ少年の眼差しと、いのちの賛歌があった。 昭和50年の話です。 その頃よりは医学が発達していると思いますが、未だに白血病は死を意識すると思います。 その中でもこんなに明るく、今を後悔しないように楽しんで、一生懸命生きようとしているのには、心を打たれます。 本人に告知こそされていませんが、きっと心のどこかで気づいたいたのでしょう。 大人でも取り乱すことでしょう。 それをこんなに強く前向きに生きる姿に、こちらも奮い立たされます。 この本は、本人・両親の闘病日記、追悼文等から構成されています。 公靖くんはすごく周りの方達から愛されていたんだと思います。 この様な人には、生きていてほしかった・・・ |